〜「てるてる」と同じロケットで、宇宙へ〜
有限会社工房大倉(長野県松川町)は、株式会社獺祭(DASSAI Inc.)が挑戦する「獺祭MOONプロジェクト」において、宇宙空間で日本酒を醸造するための酵母培養容器および撹拌部品の製作を担当いたしました。
このプロジェクトは、「月で日本酒を造る」という壮大な夢に向けた第一歩として、国際宇宙ステーション(ISS)で行われる世界初の日本酒宇宙醸造実験です。
弊社が手掛けた部品は、酵母が健全に育つための“心臓部”ともいえる重要な役割を担い、奇しくも弊社が支援してきた、超小型人工衛星「てるてる」と同じロケットに搭載され、宇宙へと旅立つことになりました。
ご縁のはじまり
今年1月に開催された「国際宇宙産業展」で、三菱重工業のご担当者様と名刺交換をさせていただいたことがきっかけでした。その後、獺祭MOONに納入予定だった部品の加工が困難となり、弊社へ製作の打診をいただきました。
短納期という厳しい条件下でしたが、社内の総力を挙げて対応し、無事に納入を完了いたしました。
この対応をご評価いただき、さらに追加の部品製作もご依頼いただくこととなりました。
獺祭MOONとの出会い
獺祭という山口県発の最高峰の日本酒を知り、宇宙という夢に向かって共に挑戦する仲間として、プロジェクトチームの皆さまと交流を深めております。
先日、中国地方訪問の際には株式会社獺祭本社を訪ね、プロジェクトリーダーの植月様自らが酒蔵をご案内くださいました。
データで管理しながらも、人の目・手・感覚を大切にした酒造りの現場に触れ、「ものづくりとは、感性と技術の調和である」という原点を改めて感じました。
宇宙へ、共に。
見学の最後には、獺祭MOONプロジェクトのステッカーとピンバッジを頂き、「一緒に宇宙へ行きましょう」と、固い握手を交わしました。
超小型人工衛星「てるてる」と「獺祭MOON」。
長野と山口、異なるフィールドから宇宙へ挑む2つのプロジェクトに、工房大倉の技術が息づいています。
私たちはこれからも、「地球から宇宙へ、想いをつなぐものづくり」を通じて、夢の実現に貢献してまいります。


