長野県川上村では、ISS(国際宇宙ステーション)滞在中の油井亀美也宇宙飛行士とリアルタイムで交信する特別イベントが行われました。
当日は川上村中学校体育館に 700名を超える観覧者が集まり、会場は満席。
会場と沖縄県恩納村、そして宇宙をオンラインでつなぎ、子どもたちを中心に大きな盛り上がりとなりました。
駒ケ根工業高校「てるてる」プロジェクト発表

プログラムでは、駒ヶ根工業高校の生徒が人工衛星「てるてる」の取り組みをわかりやすく紹介。
H3ロケットでISSへ届けられた経緯や、今後の宇宙放出について絵や動画を交えて発表し、参加者から大きな関心が寄せられました。
油井飛行士とのリアルタイム交信

ISSとの交信は約7秒のタイムラグがありつつも、音声は非常にクリアで、まるで同じ会場にいるかのような臨場感。
川上村・恩納村の子どもたちから寄せられた質問に、油井飛行士が丁寧に回答してくれました。
● 宇宙での睡眠について
無重力での睡眠はとても快適で、熟睡できるという話に会場から驚きの声が上がりました。
● 宇宙でくしゃみをしたら?
体を固定していないと押し戻されて動いてしまうなど、宇宙ならではのエピソードも披露され、子どもたちの興味がぐっと高まりました。
子どもたちへ届けられたメッセージ
イベントの締めくくりとして、油井飛行士から「夢をあきらめないでほしい」 という力強いメッセージが送られました。
会場はあたたかな拍手に包まれ、子どもたちの心にも大きな励ましとなる時間となりました。
心をつなぐ特別な一夜
宇宙、川上村、恩納村、そして駒工がつながった今回のイベント。
地域の子どもたちが主役となり、未来に向けての希望を受け取る、とても意義深い交流の場となりました。

