2025年10月26日 9時00分15秒
種子島宇宙センターよりH3ロケットが力強く打ち上げられ、飛行は順調に進みました。
今回のロケットには、
駒ヶ根工業高校 宇宙航空研究グループと弊社が開発した
超小型人工衛星 「HMU-SAT2(愛称:てるてる)」 が搭載されています。
当社・工房大倉は衛星開発における精密加工技術を提供し、高校生たちと共に準備を進めてまいりました。






待ち続けた晴れ空の一日
前日までの大荒れの天候、そして当初予定の21日からの延期。
不安な中、現地に残り続けた関係者の想いが届いたかのように、
打ち上げ当日は一転して青空が広がりました。
工房大倉チームと高校生たちは
早朝6時から恵美之江展望公園に入り、最前列で待機。
轟音とともにロケットが空へ向かった瞬間、
全員が言葉を失うほどの感動に包まれました。


これから本格ミッションが進行します
H3ロケットはこのあと、
10月30日未明に国際宇宙ステーション(ISS)へ到着予定です。
ISSでは、
長野県出身の宇宙飛行士・油井亀美也さん が「てるてる」を宇宙空間へ放出します。
その後、
てるてるから発信される 光のメッセージ を
日本全国の高校生たち、東京大学木曽観測所などと連携して観測していく
本格的なミッションがスタートします。
未来へ向けた挑戦は続く
地方の町工場と高校生が手がけた人工衛星が、
宇宙で未来の研究に貢献する――
その現実が、今まさに動き始めました。
本プロジェクトに関わる全ての皆さまに心より感謝申し上げるとともに、
引き続きの応援をどうぞよろしくお願いいたします。

